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【進路選択⑤】「中一ギャップ」解消へ、9年間の義務教育学校

富山県内でも小中学校の進路選びに選択肢が広がっています。受験のある私立や国立のほか、富山市の公立中学校では通学区域外を選んで進学することも可能です。少子化や学校再編により、小規模特認校や義務教育学校も誕生しました。地域の学校へ通うのが当たり前だった時代から行きたい学校が選べる時代へ。変わる進学事情を探りました。

小学校から中学校過程までの9年間の義務教育を一貫して行う義務教育学校も注目されています。

義務教育学校  9年間の義務教育を一貫して実施する仕組みで2016年度に制度化された。中学校の学習を小学校に当たる学年で先取りするカリキュラム編成が可能になる。小中両校で構成する小中一貫教育と異なり、校長は1人。

「5・4制」に「4・3・2制」も

最大の特徴は、学年の区切りを従来の「6・3制」のほか、「5・4制」や「4・3・2制」などとし、9年間で柔軟なカリキュラムを編成できる点です。小学生が中学に進級した際に起こる勉強や心理面での変化「中一ギャップ」の解消に向け、スムーズな移行も期待できます。

4月に南砺市でも開校

富山県内では、昨年4月に国吉義務教育学校(高岡市佐加野)、西の杜学園(氷見市小窪)が初めて開校し、4月に南砺つばき学舎(南砺市蛇喰)も開校予定です。

水橋、山田、細入地区でも要望

このほか、少子化に伴う学校再編の流れを受け、富山市の水橋、山田、細入地区などでは、住民らが義務教育学校の設立を市に要望しています。義務教育学校に区域外からも通学を認めるかどうかは、各市町村教委の判断に任されています。

時代の流れによって進路の選び方や学校のスタイルが多様化する中、県教委は「地域に根差し、特色を出す市町村主体の取り組みをサポートしていきたい」としています。


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