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職業別 夢への道 -わたしはこうしてなりました! ①グラフィックデザイナー

子どもたちに人気の職業に就き、県内外で活躍している人に、その職業を志したきっかけや、夢を実現するために努力したこと、仕事のやりがいなどをインタビューします。

山口久美子さん

 女の子に人気の職業の一つ、デザイナー。ジャンルは多岐に渡り、今回はポスターやパンフレット、チラシなどを作るグラフィックデザイナーの山口久美子さん(51)にお話を聞きました。富山市 のデザイン会社「アイアンオー」に所属し、富山アートディレクターズクラブ(ADC)の会長を務めておられます。

グラフィックデザイナーを志したきっかけは?

 絵が趣味だった父の影響で、小さいころから絵を描くことが好きでした。保育所や小学校の先生からよく絵をほめられ、絵描きになりたいと思っていました。中学生になると、絵描きを職業とするのは相当な狭き門だと分かり、その延長線上にあって、現実的に職業として成り立つグラフィックデザイナーに憧れるようになりました。

-学校の図画コンクールでも成績は良かった?

 小学校の時は常に金賞をとっていましたが、初めて6年生の時に金賞どころか全く選外になったことがありました。すごくショックでした。多分、子どもながらに賞をとるコツみたいなものが分かっていたつもりで、簡単な構図でちょこちょこっと仕上げてしまっていたんです。賞をとった同級生の絵を見ると、やっぱり上手でしたし、人をひきつける絵はこういうものだと妙に納得しました。この時、絵を嫌いにならず、きちんと反省できたことは良かったです。

その後の進路は?

 ずっと絵を描いていられそうだと思った富山北部高校デザイン科に勝手に願書を出しました(笑)。両親は普通科に進んでほしかったみたいで、母親とは大げんかになりました。授業ではポスターやロゴを作ったり、レタリングをしたりと楽しく過ごしました。その後は金沢デザイン専門学校に進み、イラストやデッサン、色彩などを学びました。

グラフィックデザイナーになって、想像と違ったことはありましたか?

 最初はイラストレーターとしての仕事を探しましたが、イラストだけを求める会社などありません。とりあえず3年間は頑張って、合わなかったら辞めて旅にでも出ようと開き直って現在の会社に入りました。そんな思いでグラフィックデザインの仕事を始めたので、イメージとのギャップを考えることよりも、先輩に指示されたことをこなすことで一生懸命。しかしそのうち先輩たちの指示を越えた提案がしたい、という欲が出てきました。そうしないと、私の考えたデザインがクライアントまで届かないことが分かってきたんです。

 入社3年を過ぎたころには、県内で有名な商業施設のポスターなど大きな仕事を任されるようになり、仕事が楽しくなっていきました。そして気付けば30年(笑)。1番最初にした仕事は、新聞の小さな枠の広告でしたね。うれしくて切り抜いてスクラップしました。両親もこの仕事を喜んでくれるようになりました。

グラフィックデザインの役割は?

 グラフィックデザインは、クライアントの思いやデザインに込めたメッセージをビジュアルやコピーで瞬時に伝え、人と社会をつなぐことができます。100人に口であれこれ説明するのは大変ですが、デザインであれば一瞬でできます。

仕事の魅力は?

 自分自身が納得できるまで取り組める面白さがあり、ある程度経験を積めば自分でスケジュールを管理できる良さもあります。やりがいを感じるのは、クライアントに喜んでもらえた時。また、会社勤めや起業などいろいろな働き方ができるのも魅力ですね。

仕事は何を選んでも大変だと思います。でも、同じ大変なら自分の得意な事や好きな事を仕事にした方が頑張れるのかなと思います。

山口さんがデザインした作品

 

【次回】②靴下デザイナー

 

全国の幼児・小学生に聞く「大人になったらなりたい職業ランキング」(2017年、第一生命保険調べ)

男の子

    1位 学者・博士

    2位 野球選手

    3位 サッカー選手

    4位 お医者さん

    5位 警察官・刑事

    6位 大工さん

    7位 消防士・救急隊

    8位 食べ物屋さん

    9位 建築家

    9位 水泳選手

    9位 電車・バス・車の運転士

    9位 料理人

女の子

    1位 食べ物屋さん

    2位 看護師さん

    3位 保育園・幼稚園の先生

    4位 お医者さん

    5位 学校の先生(習い事の先生)

    6位 歌手・タレント・芸人

    6位 薬剤師さん

    8位 飼育係・ペット屋さん・調教師

    9位 ダンスの先生・ダンサー・バレリーナ

    9位 デザイナー