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㊹肥満予防は小学生から【成長期の勝てる!体づくり】

スポーツ選手の栄養サポートや指導者向けセミナーを行う管理栄養士で公認スポーツ栄養士の舘川美貴子さんが、スポーツをする子どもたちや忙しい毎日を過ごすパパ・ママら、それぞれの世代に必要な栄養についてアドバイス。すぐに役立つレシピも登場します。

 前回は、子どもの肥満の要因と判定方法について解説しました。今回は、肥満が健康に与える影響についてです。

 大人の肥満については、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)や脂質異常症、糖尿病、高血圧などが起きやすく、これらが動脈硬化の原因になること、さらに動脈硬化が進むと脳血管疾患や心筋梗塞などを引き起こすリスクが高まることが知られています。

小児メタボリックシンドロームも

 子どもにも「小児メタボリックシンドローム」が存在します。初期症状は腹囲の増加で、進行すると糖尿病や高血圧の症状が現れるようになります

 診断基準には、腹囲、血清脂質、血圧、空腹時血糖があります。小学生であれば腹囲は75㎝以上、または身長の2分の1以上。加えて血清脂質、血圧、空腹時血糖にそれぞれ診断基準があり、このうち2項目が該当すると、小児のメタボリックシンドロームと判定されます。診断された場合は、数カ月から数年をかけて、食事と運動療法を行うことになります。

生活習慣を見直す

 身についてしまった生活スタイルを変えるのは、とても大変なこと。ですから肥満の予防には、まだ生活習慣が完全に形成されていない学童前期(小学校前半)からの対応が、とても大切となります。
臨時休校が続き、生活スタイルが乱れがちな今、親子で以下の項目を確認してみてください。


【食事】
・3食しっかり食べる
・食事のバランスを整える
・濃い味よりも薄味を
・食べ物をかむ習慣を
・おやつ、ジュースの食べかたの見直し

【睡眠】
・早起き・早寝
・質の高い睡眠

【運動】
・1日60分程度は身体を動かす
・タブレット、ゲーム、テレビは時間を守って

次回は食物繊維が多く取れるメニューをご紹介します。
 

◆舘川 美貴子(たちかわ みきこ) ◆

管理栄養士、公認スポーツ栄養士
富山市生まれ。中京女子大学(現 至学館大学)健康科学部栄養科学科卒業。
日本スポーツ栄養学会評議員。学生アスリートやプロスポーツ選手の栄養サポートを行っている。