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⑫「だめなところ」を受け入れて初めて自己肯定感が育つ イラストレーター太田知子の【敏感さは宝物 ななとひよこママのHSC子育て】

480万部を突破している「子育てハッピーアドバイス」(明橋大二真生会富山病院医師ら著、1万年堂出版)シリーズのイラストをはじめ、子どもを描いたかわいいイラストが人気の太田さん。プライベートでは、ちょっと敏感な心と体を持つ二人の子どものママでもあります。日々の子育ての様子を楽しい4コマ漫画とエッセーでお伝えします。

この1年間、敏感さのよいところを、ぜひ伝えたいと思って、ずっと探していました。

でもある日、ふと思いました。

落ち込みやすいことの、何がだめなんだろう。
傷つきやすい人も、別に嫌いじゃない。
すぐ泣く人は、抱きしめたくなる。
いつも深く考えている人は、すごいなー、と思う。
ささいなことでパニックになってしまう人は、愛おしくなる。
人の気持ちばかり考えてしまう人は、優しい人だなあ、と思う。
おなかが空いてイライラしている人は、かわいくて笑っちゃう。
刺激に弱くてすぐびっくりしちゃう人を、嫌いになるわけがない。
 
私、敏感さのよい面も、悪い面も、全部好きだな。
 
そしたらようやく、自分の中の「びんかんちゃん」が、安心してくれた気がしました。
まるごと受け入れると、心は満足でいっぱいでした。
 
自分の「びんかんちゃん」を育てるのも、子育てと同じなんですね。

自己肯定感というのは、よいところだけじゃなくて、悪いところを受け入れたときに、ぐんぐん育つ感じがします。

「直さなくてもいいや、だってこれが私なんだもん」と思えると、どんどん力が湧いてきます。

そして、毎日、楽に生きられるようになります。

 
あなたはあなたでいいし、私は私でいい。
 
人と違うところがあっても、自分を責めなくていい。

「違い」は「間違い」じゃなくて「個性」だから。


このあとはもう、自分の特性を生かして、自分らしく生きていけばいいだけです。 
 
 
よい面を見つけることも、とても大切なことですが、
「これはだめなところ」「嫌なところ」「直さないといけないところ」
と思っていることがあれば、それを一旦認めて、受け入れてみてください。
 
意外とたいしたことないものですよ。


子どもがHSCなら、親は、心配というフィルターを時々外して、子どものだめだと思うところを、「この子はこうなんだ。これでいいんだ」と受け入れてみませんか。
そうすることで、子どもは楽になり、自分らしく輝くことができるようになるのだと思います。

◆太田知子(おおた・ともこ)◆

1975年、東京都生まれ。
主に子どものイラストを中心に描くイラストレーター。
小学生と中学生の2児の母。
著書『子育てハッピーたいむ ななとひよこの楽しい毎日』1~3
『りんごちゃんと、おひさまの森のなかまたち』1~5
『HSC子育てあるある うちの子は ひといちばい敏感な子!』