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通学路に防犯カメラ130台 富山市予算案

全小学校区、警官襲撃事件受け


 富山市は、暮らしの安全・安心の確保と体感治安の向上を目指し、通学路など市内130カ所に防犯カメラを設置することにした。奥田交番や池多駐在所への襲撃事件などを受けての対応で、2019年度当初予算案に設置費用1200万円を盛り込んだ。広いエリアの公共空間に自治体が防犯カメラを設置するのは県内で初めてで、今秋までに順次稼働させる方針。 



 千葉県で2017年にベトナム国籍の小学校3年の女児が殺害され遺体で見つかり、昨年5月には新潟市で小2の女児が殺害されるなど、県外で子どもが狙われる事件が相次ぎ発生し、富山市でも小学校の近くで警察官らが襲われる凶悪事件が連続したことから、予算化した。

 市内全ての小学校区に1台以上設置することにしており、人の往来や交通量、付近の犯罪発生状況などを考慮しながら、犯罪抑止などで高い効果を見込める場所を選ぶ。実際に設置する際には地元の住民や町内会の了解を前提とし、防犯灯や電柱を活用。それぞれ「防犯カメラ作動中」との看板も添える。

 連続して1週間程度の映像データを記録できる機種を使う予定。5月ごろまでに場所を選定して順次、地元説明と設置作業に入り、秋ごろの完了を目指す。プライバシーや個人情報の保護に十分配慮し、警察などからの要請に応じて映像を提供することにしており、カメラの管理や運用、情報の取り扱いを統一するため、要綱を策定する。

 まずは今回の130台で効果を見極め、将来的に増設するかどうかを研究する。担当する同市生活安全交通課は「市内で重大事件が起き、不安を感じる市民もいるだろう。少しでも犯罪行為を思いとどまらせ、安全なまちの実現につなげたい」とした。
2019年2月23日北日本新聞・webunより