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統合新高校の設備拡充/県庁に保育所 【2019県予算案】

 県は18日、2019年度当初予算案を発表しました。
一般会計は前年度比1・1%増の5548億4991万円で、2年連続で前年度を上回りました。平成のその先を見据え、移住の促進をはじめとする人口減少対策や産業、観光振興のための事業を盛り込んでいます。その中から、子育て世代に関心の高い「教育振興」と「子育て支援」について紹介します。

教育振興 

統合新高校の設備拡充

 県立高校の再編が2020年度に迫る中、県教育委員会は、統合で誕生する新高校の教育環境の充実に向けた施設整備を積極的に進める。新年度予算案に3億3057万円を計上した。


 泊高校の統合先となる入善高校では、農業科向けのバイオ機器を更新し、引き続き部活動の練習拠点となる泊高校のアーチェリー場に屋根を整備する。水橋高校の統合先になる富山北部高校は、くすり・バイオ科が2学級に増えることから実習設備を拡充する。
 高岡西高校との統合になる高岡高校では第1体育館の屋根を修繕する。南砺福光高校と一緒になる南砺福野高校では、国際科の生徒に1台ずつタブレット端末を支給し、老朽化している食品加工室やライフル射撃場を一体的に改修する。


 英語教育の充実では、2020年度からの小学5、6年での教科化を見据え、全市町村に専科教員を配置する。モデル校で学習アプリを活用した英会話の授業にも取り組む。教員の多忙解消を狙い、県立高校に事務仕事を補助するスクールサポートスタッフ計20人を新たに配置。障害者の法定雇用率を達成するため、障害のある人を優先的に採用する。

子育て支援

 県庁に保育所 22年4月に開設 職員以外も利用

 働く女性の活躍推進へ、県は2022年4月のオープンに向けて、庁内に認可保育所を設ける。県職員のほか、地域の子どもも受け入れる予定で、県庁南別館に建設する防災・危機管理センター(仮称)内に開設する。
 設置主体は県と北陸銀行、県内JAグループ。それぞれの職員に保育施設への高いニーズがあることが分かり、設置を決めた。定員は19人程度で、設置主体となる3組織の職員の子ども以外も受け入れる。対象は0~2歳。都道府県が保育所を設置する例は、認可・認可外を合わせて全国9番目となる。


 石井知事は会見で「0歳や1歳の子どもを預けられる所がなかなかないと困る人が多い。県庁が取り組むことで、他の企業に興味を持ってもらいたい」と述べた。幼児教育・保育では、10月からの無償化で保育ニーズが高まるとみられ、県は保育士の確保にも力を入れる。


 保育士養成校を卒業して県内で5年間勤務した場合、返済が免除される修学資金貸付制度を設ける。他県の養成校に進学した県出身者には、県内の保育施設や支援制度についての資料を送り、県内保育所を回るバスツアーも行う。新年度予算案に関連事業費2963万円を計上した。