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⑮「刺激を減らす工夫」イラストレーター太田知子の【敏感さは宝物 ななとひよこママのHSC子育て】

480万部を突破している「子育てハッピーアドバイス」(明橋大二真生会富山病院医師ら著、1万年堂出版)シリーズのイラストをはじめ、子どもを描いたかわいいイラストが人気の太田さん。プライベートでは、ちょっと敏感な心と体を持つ二人の子どものママでもあります。日々の子育ての様子を楽しい4コマ漫画とエッセーでお伝えします。

 

新緑がまぶしい季節になりました。

私は昔から、世界が元気いっぱいになる、夏が一番好きです!
周り中が明るくて、自分のエネルギーが満タンになる気がします。
 
敏感さんは、あらゆる刺激を受け取るため、傷つきやすい面もありますが、世の中の「よいもの」をキャッチする能力も優れています。

美しい景色や、他人の温かい言葉など、よいものをたっぷり感じて、深く味わうことができるので、「よいもの」に目を向けていると、ますます元気になれるのが、この気質のよいところです。

また、1の刺激を10倍受け取るので、他の人がほとんど感じないような小さな喜びを、深く、大きく感動することができます。
見えないくらい小さな飴玉を、長くじっくり味わうことができる、とってもお得な性質なんです。

さて今日は、そんな刺激いっぱいのHSPの日常を、少しでも穏やかにすごせる方法をいくつか紹介したいと思います。

自覚のあるなしに関わらず、敏感さんは1日過ごすと大量に刺激をキャッチしているので、とても疲れやすいのです。
ですので、入ってくる刺激の量を、意識して減らしてみると、それだけでも少し楽になります。
以下のようなことを工夫するだけで、だいぶ違います。

サングラスをする
つばの広い帽子をかぶる
耳栓をする
イヤホンで好きな音楽を聴く
マスクをする
肌触りのいい服を着る
お気に入りのアイテムを身につける(そこに意識するようにしておくと、お守り代わりになる)
好きな香りを身につける
部屋の電気を暗くする
整理整頓して物をなるべく減らす

また、同じ部屋の中にイライラしている人がいる時に、ちょっとした小物を、その人と自分の間に衝立のようにして置くことで、心の境界線を引くことができます。

自分に取り入れやすいものを、試してみてくださいね。

それでもがんばりすぎて疲れてしまった時は、どんな言い訳もいりません。ただ「休みたいから」という理由で、休んでいいのです。
休むことですら、罪悪感を感じてしまうHSPですが、普段から自分を後回しにしているのですから、ここまで甘やかしていいのかと思うくらいでちょうどいいと思います。
体が感じる小さなストレスに耳を傾けているうちに、だんだん上手に、心と体を大切にすることができるようになってきますよ。

◆太田知子(おおた・ともこ)◆

1975年、東京都生まれ。
主に子どものイラストを中心に描くイラストレーター。
小学生と高校生の2児の母。
著書『子育てハッピーたいむ ななとひよこの楽しい毎日』1~3
『りんごちゃんと、おひさまの森のなかまたち』1~5
『HSC子育てあるある うちの子は ひといちばい敏感な子!』