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⑭後輩をサポート 恩返ししたい/リビック富山業務グループ長 中尾 泰子さん【ワーママ わたしの選択】

「仕事と家庭のバランス」。この言葉に、もやもやを抱えるワーママは多いかもしれません。今回は、悩みながらも、自分らしいバランスを見つけた女性たちを紹介します。

安全・安心を支える仕事にやりがい

LPガスでライフラインを支えるリビック富山の高岡営業所で、保安システム入力や機器・点検の期限管理を主に担当する中尾泰子さんにお話を聞きました。「お客様の安全・安心を支える仕事にやりがいを感じています」と仕事への誇りを語ります。

取材開始早々に「仕事と家庭を両立できているという実感はあまりありません」と言う中尾さん。ご主人のお母さんやご主人のサポートに触れ「仕事を続けられているのは、家族の支えがあってこそです」と実感を込めます。

女性スタッフのアイデア形に

女性スタッフが企画・運営する会員制の「リビック倶楽部」にも2016年の発足当初から関わってきました。会員が家族で楽しい時間を過ごすためのお手伝いをしようと、コーヒーの入れ方、整理整頓のヒントといった幅広い内容の講座・イベントをリアルやオンラインで企画してきたそうです。それぞれの女性スタッフの暮らしの中で生まれたアイデアを形にしながら発信しており「参加された方から感謝の言葉をいただくこともあり、達成感があります」と言います。

リビック富山は経営理念に「地域社会と地球環境に貢献するとともに、関係するすべての人々の幸福を追求する」ことを掲げており、社員の家族の幸せも重視しています。中尾さんは「私は利用しませんでしたが、時短、フレックスなどの勤務制度も整っており、子育て中の女性が働きやすい環境です」と会社への感謝を語ります。

2度の出産後は、いずれも仕事にフルタイムで復帰しました。子どもの病気などで休んだり早退したりせざるを得ないときは罪悪感がありました。そんな時に励ましてくれたのは、上司や同僚から掛けてもらった「家族が優先だよ」との温かい声です。「今まで周囲に迷惑を掛けた分、私も後輩をサポートし、恩返ししたい」と力を込めます。

子どもたちの頑張る姿に刺激

中学2年の長男と小学3年の長女は、ともにレスリングに打ち込んでおり、休日は試合や遠征もあるそうです。「きつい練習にも積極的に取り組む2人の姿を見ると、私ももっと成長しなくては、と思います」と母の顔を見せました。