「仕事と家庭のバランス」。この言葉に、もやもやを抱えるワーママは多いかもしれません。今回は、悩みながらも、自分らしいバランスを見つけた女性たちを紹介します。
アルビス姫野店でレジ部門チーフとして働く長田麻莉さん(35)は、年少と小学1年の娘を育てながら、柔軟な働き方ができる「限定職制度」を利用して、午前8時半から午後4時半まで朝の精算業務やレジを担当している。「限定職」は育児だけでなく、介護や私傷病治療のために、希望した労働時間で働くことができる「私たちの味方となってくれる」制度と言う。
お客さまとの会話が魅力
新卒で入社し長女を授かるまでは、フルタイム勤務してきた。「毎日さまざまなお客さまからいただくご意見を、店の運営にスピーディーに反映できるのが魅力」と語り、やりがいを得て仕事に取り組んできた。出産を控え、子育てとの両立に不安を感じていた時、一時的に限定職を活用して子育てしながら働く先輩の存在を知り「がんばってみよう」と決めた。
復帰後に気付いたのは、職場には先輩ママがたくさんいることだ。子どもの運動会のため、忙しい曜日に休みをもらった時には「子どもはすぐに大きくなるから、今できることをやってあげて」と言われたという。また女性客から「子育て中だよね。私も同じ時期に妊娠していて、大変だけど頑張ろうね」と声を掛けられたこともあった。「温かい言葉をもらう度、頑張ろうという力が湧いてきます」
休日には子どもと買い物楽しむ
仕事が終わってからは、保育園と学童に子どもを迎えに行き、夕食と入浴の準備をし、慌ただしく時間が過ぎる。心掛けているのは、入浴中などちょっとした時間を見つけ、娘たちの話をよく聞くこと。仕事が休みの日は、おしゃべりしながら歩いて買い物に出掛けるのも、楽しみの一つだ。
土日に出勤している日に、夫が子どもを連れて買い物に来てくれることがある。レジに立つ姿を見ているからか、子どもは買い物に行ったら、レジの人に「ありがとう」と自然と言うようになった。「仕事を続けていて良かったと思う瞬間ですね」と笑顔で語る。
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