夢をかなえるには、どう行動すればよいのでしょうか?プロ野球・千葉ロッテマリーンズで活躍する石川歩投手(魚津市出身)は、2000年の北日本新聞「ぼくの夢わたしの願い」でプロになる目標を記し、13年後に実現させました。夢をつかむ原動力となったものとは-。コノコト編集室がインタビューしました。
理想とする球に完璧に近づけたい
―プロになって感じたことは何ですか?
自分の調子が良くても打たれることがあり、レベルの高さを感じました。実際はしんどいと感じることの方が多いです。プロとはそういう世界なんだと思います。

いいピッチングをしたときはうれしいですが、すぐに次の登板がやって来ます。喜ぶ気持ちを長引かせず、気持ちのムラをなくすことを心掛けています。
目標は、自分が理想とする球に完璧に近づけるようにすることです。東京ガスに所属していた頃は、こういうときは調子がいい、調子が悪いということをメモにして書いていました。
今はフォームを中心に、日々気が付いたことを携帯電話にメモしています。
親が意識すべき二つのこと
―県内で「石川歩ピッチャーズエリートアカデミー」を開くなど、子どもたちの指導に熱心に取り組んでいます。夢の実現に向けて頑張っている子どもたちと、応援している親たちにアドバイスをお願いします。
子どもたちの指導に取り組んでいるのは、プロ野球選手である自分に会うことで、子どもたちのモチベーションが上がればと期待するからです。純粋な心を持つ子どもたちに教えるのは楽しいです。

夢に向かって頑張るには、モチベーションを保つことが大切です。
目標を立てたら、そこにたどり着くにはどうすればいいのかを逆算し、小さな目標をいくつか立てて順にクリアしていくと、実現に近づくのではないでしょうか。
プロの選手は、みんな負けず嫌いです。親の皆さんは、モチベーションとハングリー精神、この二つを意識して応援するのがいいのではないでしょうか。
>>>【千葉ロッテ・石川歩投手インタビュー㊤】他人と一緒のことをしても、同じ成長しかできない
石川歩(いしかわ・あゆむ) 1988年、魚津市生まれ。滑川高、中部大、社会人チームの東京ガスを経て、2013年にドラフト1位で千葉ロッテに入団。プロ1年目の14年に10勝を挙げパ・リーグの新人王、16年には防御率2.16で最優秀防御率のタイトルを獲得した。右投げ右打ち。身長186㌢、体重80㌔。
皆さまの声を今後のコノコトに反映させるため、アンケートを実施しています。
ご協力いただい方の中から抽選で計50名様に、サイン色紙や伝統の技を体験できるキットなどをプレゼント!
詳細・応募はこちら