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(82)風邪には、どんな食事がいいの?【成長期の勝てる!体づくり】

スポーツ選手の栄養サポートや指導者向けセミナーを行う管理栄養士で公認スポーツ栄養士の舘川美貴子さんが、スポーツをする子どもたちや忙しい毎日を過ごすパパ・ママら、それぞれの世代に必要な栄養についてアドバイス。すぐに役立つレシピも登場します。

風邪をひくと発熱、頭痛、せき、のどの痛み、関節痛などつらい症状が続きますね。気が付かないうちに、体力を消耗しています。

早く回復するためには、体を温め、安静にして十分休むことが大切です。

食事のポイントは栄養価が高く、消化が良いものを選ぶことです。

ビタミン、水分、ミネラルが不足…

発熱すると体に負担がかかり、エネルギーが奪われます。エネルギーが奪われると、ビタミン不足になります。

汗もかくので、水分やミネラルも不足しがちになります。

ビタミンや水分、ミネラルが不足することで、風邪は治りにくく、さらに悪化する恐れもあります。

また、食欲が低下します。喉が痛い場合は固形物を飲み込みにくくなり、食事量が減ります。

消化吸収が悪くなることもあり、胃に負担がかからない消化の良いものを選ぶ必要があります。

乳製品、卵・豆腐料理おすすめ

風邪を早く治すためには栄養価が高いもの、そして、消化が良く、飲み込みやすい食べ物を選びましょう。

栄養価が高いものとして、タンパク質やビタミンC、ミネラルを含む食材をおすすめします。

良質なタンパク質が取れるのは肉や魚ですが、風邪をひいているときは、匂いや脂が気になって食べられないことが多いです。

同じくタンパク質を含む乳製品や卵、豆腐などを使った料理がいいでしょう

例えば、卵豆腐、卵がゆ、湯豆腐、プリンなどは、油もそれほど多くなく、のど越しが良いので食べやすいです。

野菜は火を通して煮物やみそ汁に

ビタミンCやミネラルはイモ類、果物、野菜から多く取ることができます。

果物では手に入りやすいリンゴをそのまま切って食べる他、ジュースにしたり、すりおろしたり、コンポートにしたりするのもいいですね。

野菜類はサラダなど生の野菜が食べにくい場合もあるので、煮物やみそ汁など火が通っているメニューの方が温かくて良いでしょう。

風邪のひきはじめの体はウイルスと戦っているため、免疫力が低下しています。

食欲も落ちるため、十分な栄養や水分が取れず、風邪が長引いたり、症状が悪くなったりすることがあります。

水分を少しずつ取ることを心掛けましょう。

 

 

◆舘川 美貴子(たちかわ みきこ)◆

管理栄養士、公認スポーツ栄養士
富山市生まれ。中京女子大学(現 至学館大学)健康科学部栄養科学科卒業。
日本スポーツ栄養学会評議員。学生アスリートやプロスポーツ選手の栄養サポートを行っている。