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暮らしに思い深まる 現代的に生まれ変わった愛着のある家[高岡市Y邸]【帰りたくなる家5月号】

理想の家づくりは、いろんな家を見ることから始まります。北日本新聞社が発行するフリーマガジン「まんまる」の人気コーナー「帰りたくなる家」を、コノコトではさらに情報をプラスしてご紹介します。

家族の思い出が詰まった家をスクラップ&ビルドではなく、リノベーションで生まれ変わらせたY邸。
匠たちの手を借り、現代的な装備の快適空間が完成し、心豊かなひとときが流れている。

旧宅は、玄関右手側が築約60年、左手が築約30年たっていた。全面建て替えのプランもあったが、構造材や躯体がしっかりしていたことや、コストバランスも考えて、築約60年部分は建て替え、築約30年部分は内装をリフォームした。基礎の高さを合わせたり、補強のために梁や筋交いを入れたり、水回りを一新したりするなど匠たちの知恵と技が注ぎ込まれた。

お母さんによる書と鏝塗りの黒壁が迎えてくれる玄関ホール。ヨーロピアンオークのフロアが素足に温かい

 新居の玄関に入ると、ホールの黒壁は特殊な樹脂を素材にした鏝塗り。間接照明が鏝の跡を浮かび上がらせ、独特の陰影をつくり出す。趣のある上質なしつらえに、訪れる誰もがため息を漏らすという。

天井高約6mの吹き抜けの大空間にLDKが広がる。ダイニングでは家族がくつろぐ。手前はリビング、奥にはアイランドキッチン

建て替え部分には、吹き抜け構造のワンフロアのLDKが広がる。開放感抜群でリゾート地に建つ別荘のような雰囲気が漂う。南側の壁の上部に設けた、はめ殺しの一枚ガラスから降り注ぐ陽光がLDK全体を明るく照らす。夏は軒で直射日光を遮り、冬は部屋の奥まで光が入るように窓の位置、軒の長さを調整した。「以前は、肌寒い和室がありました。新しいリビングでお母さんに暖かく過ごしてもらおうと、窓や断熱にこだわりました」と奥さま。

奥には、カウンターにもなるおしゃれなアイランドキッチンを設けた。対面仕様で、料理をしながら家族とコミュニケーションが取れると、奥さまのお気に入りの場所になっている。

吹き抜けに面した2階のオーディオルームから見た1階の様子

設備だけでなく、LDKに響くジャズやレゲエのサウンドも心地いい。吹き抜けに面した2階の“桟敷席”はプレイヤーやLP盤、アンプが並ぶ、ご主人のオーディオルーム。スピーカーからの音が吹き抜けを通して1階に伝わる仕組みだ。

優しい陽光にあふれたY邸。心に響くBGM、アイランドキッチンで入れたコーヒーの香り…。心豊かな時間が過ぎていく。

2階に広がるセカンドリビングは、ご主人と奥さまの憩いの空間。バルコニーからは二上山が眺望できる
玄関ホールの背後に設けたコート・シューズクロークと階段下の収納。行き止まりのない回廊設計が特長
リビングキッチンの背後に、浴室や洗面脱衣室などをレイアウトしたことで家事動線もスムーズに

 

LDKの入り口に立つ構造材の大黒柱。石積調のクロスで装飾。玄関ホールから入ると、リビングの目隠しにもなっている
左手は、3帖和室に床の間と仏間。玄関ホールやインナーガレージから直接入れる
客間にもなる

 

【取材協力】
サンオウホーム
高岡市荻布632-7
TEL.0766-25-7888