メニュー

⑤ネットショップ編 うちの子は大丈夫?【教えてFP】

新学期を迎え、新たに子どもの習いごとを増やそうかと考えているコノコト家。でも受験や進学に向けて貯金もしたいし、将来子どもに負担をかけないために自分たちの老後のお金も少しずつ貯めたい…。頭を抱えるママ・パパがまずすべきことは? 富山県金融広報委員会金融広報アドバイザーのファイナンシャル・プランナーたちが、分かりやすくアドバイスします。

⑤消費生活アドバイザー 古村理栄子さんに聞く「親子で学びたいネットショップの安全な使い方」その1

「うちの子は大丈夫」が大きな間違い

今は、中学生の5割、高校生になると9割がスマートフォンを所有しています。スマホ一つで何でも欲しいものが買えてしまう時代。クレジットカードは持たせていないから大丈夫と思っている保護者も多いのですが、決してそんなことはありません。消費生活センターには、中高生からのネットショッピングにおけるトラブルの相談電話が増えているのです。

最近増えている「定期購入」トラブル

高校生になると、LINEやインスタグラムなどの広告で”初回無料(送料のみ500円)”と書かれた商品を見て、「それくらいなら」とコンビニで支払いをしたり、コンビニで買えるプリペイド式のクレジットカードを使って購入するということがあります。しかし、購入条件の下の方に、「5か月以上の定期購入が条件」と小さく書かれた注意書きを見落としていて、後々、家に高額の請求書が届くというケースが増えています。一旦商品は届いているので、自宅の住所も相手に伝わっています。解約しようと思っても膨大なキャンセル料がかかるケースがほとんどです。

特に、ダイエット食品や、美容関係の商品で、“あのモデルさんが使っているから”と、つい手を出してしまう女の子の被害が多いようです。「クレジットカードを持たせていないから大丈夫」と安心してはいけません。“初回無料”、“500円のみ”などのキャッチフレーズには十分気をつけましょう。

参考:相談急増!「お試し」のつもりが定期購入に!?(国民生活センター)

楽天、アマゾンだから安心ではありません

楽天、アマゾン、ヤフーなどの運営サイトを“プラットホーム”と呼びます。名の知れたプラットホームから入って行けば安心と思われがちですが、実際に商品を出品している業者は別の場合が多く、少数ですが悪質な業者もいます。

購入の際に特に注意すべき点として、

  • 販売業者の会社情報
  • 支払い方法
  • 返品・交換の可否

などには、十分に目を通してから利用するようにしましょう。

会社が実在しないというケースもあるので、購入前に一度連絡を取ってみるなど、万全を期すことをお勧めします。

通信販売には、クーリングオフ制度はありません。あくまで「買い手がじっくり比較検討して選んだ」ということが前提となっているためです。

参考:(公社)日本通信販売協会 ホームページ

日本のサイトを装った怪しい海外サイトも

欲しい商品を探す時、検索上位に来たからといって、それが人気サイトとは限りません。サイト側は広告料を払えばいくらでも上位に掲載することはできますし、逆に「怪しいのでは?」と疑うことも必要です。
「ブランド品が70%オフ!」など、普通では有りえない値引き額を提示しているサイトはまず信じないこと。日本のネットショップを装った海外のサイトには要注意です。海外のサイトでは、日本の法律が適用されないこともあるので、特に気をつけなければなりません。

海外サイトの特徴

  • 日本語の言い回しがおかしい
  • 漢字に旧字体が混ざっている

参考:(公社)日本通信販売協会 ホームページ

----------------

【次回】⑥ネットショップ編 フリマアプリ、ゲーム課金トラブルの罠(わな)

 

古村理栄子(ふるむら・りえこ)

消費生活センター勤務。消費者トラブル、特殊詐欺に関する講演や、子ども向けの金融セミナーなどを行う。消費生活アドバイザー、金融広報アドバイザー。

 

 

 

富山県金融広報委員会(事務局:日本銀行富山事務所)についてはこちら