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【進路選択①】小中「受験」は片山と富大付属

富山県内でも小中学校の進路選びに選択肢が広がっています。受験のある私立や国立のほか、富山市の公立中学校では通学区域外を選んで進学することも可能です。少子化や学校再編により、小規模特認校や義務教育学校も誕生しました。地域の学校へ通うのが当たり前だった時代から行きたい学校が選べる時代へ。変わる進学事情を探りました。

富山県内の小中学校の進路選びに風穴を開けたのは、2005年4月に開校した県内初の私立中「片山学園中学校」(富山市東黒牧)です。3年後の08年に高校が開校し、県内初の私立の中高一貫校が誕生しました。

児童8人に外国人教師2人の英語授業

2019年4月には「片山学園初等科」(射水市戸破)も開校。初等科は1年生からの英語授業に特色があります。2年生のあるクラスでは、児童8人に対し、外国人教師2人が付く手厚い態勢で少人数教育を実践していました。

高3時は大学受験に専念

中高一貫校では難関大学を目指したカリキュラムに力を入れます。東京の有名私立校では、高校2年生までに通常カリキュラムを終え、3年生の1年間は大学受験に専念する学校がほとんど。片山学園でも、志望校の合格という明確な目標を掲げます。

県立高「御三家」に7割進学

片山学園が開校するまで、「受験」を経て入学するのは、富山大付属小学校、中学校(富山市五艘)だけでした。

付属中は富山大人間発達科学部からの教育実習生の受け入れや教育実践校としての先進的な教育が使命。1947年の開校以来、生徒の自主性を重んじた教育を行っています。富山県の場合、付属中に進んでも、付属高校がないため、「15の春」と呼ばれる高校入試を受験する必要があります。

卒業生の7割以上が難関大学への進学率が高い富山中部、富山、高岡の県立高校「御三家」に進むことでも知られ、ハイレベルな中学生が集まっています。


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