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笑顔あふれるシェアスペースのある住まい[富山市N邸] 【帰りたくなる家3月号】

理想の家づくりは、いろんな家を見ることから始まります。北日本新聞社が発行するフリーマガジン「まんまる」の人気コーナー「帰りたくなる家」を、コノコトでもご紹介します。

ブラックのスタイリッシュな外観が目を引くN邸。
通りに面してシェアスペースが設けられ、イベント時には人々が集ってにぎやかな時間が流れる。
一方、居住空間はプライベート感を重視し、ゆったりと過ごせるよう工夫を施した。

個性あふれる店が立ち並ぶ、富山市の花水木通り沿いに建つN邸。通りからつながる「花水木ノ庭」と名付けられたシェアスペースがあるのが特徴で、Nさんご夫婦の住居、ご主人のご両親が将来暮らす住まい、1階にオープン予定の雑貨店「綴ル」、賃貸アパートを併設する。設計を手掛けたのはご主人。「魅力的なこの地域に訪れた人が、ゆっくり滞在できる場所になればと思い、シェアスペースを作りました」

ブラックのスタイリッシュな外観は、通り沿いでひと際目を引く
通りに面して設けられたシェアスペース「花水木ノ庭」
通りに面して設けられたシェアスペース「花水木ノ庭」

シェアスペースでは、マルシェや陶芸家の器展など、さまざまなイベントが開催される。キッチンやロフト、シャワー室を備えた一室も設け、イベント時の利用だけでなく、Nさんや賃貸入居者らの客間としても重宝する。

シェアスペースで開催されたマルシェの様子

ご夫婦の住まいは建物の2階に設けた。人々が集うオープンな1階部分とは異なり、テラスの塀を高くして外からの視線を遮るなど、ゆったりとくつろげるよう、プライベート感を重視した。
LDKは白とブラウンを基調とし、差し色にグレーを使う。生活感が出る家具などはなるべく置かず、照明もダウンライトですっきりとまとめた。随所にセンスの良いインテリアが配され、モダンな大人の雰囲気が漂う。

ナラの無垢(むく)床やラワン合板の天井など、木のぬくもりあふれるLDK

リビングの南側一面はガラス張りに。1・8mと軒の出を長くし、直射日光を遮って心地良い柔らかな光が差し込む。外にはテラスが広がり、窓を開ければLDKと一体化して開放的だ。「気候の良い季節に、テラスで食事をしたりコーヒーを飲んだりするのが楽しみです」とお二人はほほ笑む。

リビング南側の窓を全開にするとテラスとつながり、開放感あふれる

N邸はこれからも、家族がかけがえのない時間を過ごすだけでなく、訪れた人たちが人とのつながりを感じたり、人や物との新たな出会いを経験したりする中で、たくさんの笑顔が生まれる場であり続けることだろう。

 

天井が高く開放的な玄関ホール。LDKの入口ドアの上部はガラス張りになっており、デザイン性と視界の広がりを兼ね備えた
明るく開放的な雰囲気のバスルーム、造作の洗面台もおしゃれ
映画だけでなく、テレビの視聴もプロジェクターで行うことで、テレビを置くスペースが省けて室内が広く感じられる

 

【取材協力】
設計:dot studio 一級建築士事務所  
 富山市堀川小泉町1-4-12 2F
 TEL:076-461-4441
施工:前田建設 
 富山市安住町7-14
 TEL:076-432-4540