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⑤学研 上冨居教室講師 加藤和美さん【悩めるワーママ わたしの選択】

“先生になりたい” 結婚、出産を経て夢を実現

 学研教室上冨居教室の加藤和美さん(42)は中3、中1、小4、小2の4人のママであり、“学研の先生”として26人の子どもたちを指導する。その肩書から、パワフルなワーママをイメージしてしまうが、柔らかな笑顔が印象的な女性だ。「教室を始めて12年。これだけ長く続けてこられたのは、楽しんで仕事をできてきたからかな」。その眼差しから、子どもたちの成長を力に、ママも先生も自然体で楽しんでいることが伝わってくる。

 教員を夢見て、学生時代に教員免許を取得したが、教壇に立つチャンスに恵まれず、事務職に就いた。その後、結婚。長男が生まれてからしばらく専業主婦をしていたが、もう一度働きたいという思いが湧き上がってきた。夫に相談すると「子どものために、家でできる仕事にしてほしい」と言われた。いろいろ考えた結果、自宅で仕事ができて、昔からの夢だった“先生になる“という希望も叶えられる”学研の先生”になろうと決めた。

生徒2人からスタート、今は26人に

 教室を始めたのは、二人目の子がまだ1歳、自身は31歳の時だった。研修に通う時には母親に子どもを預けたが、教室では子どもを抱っこしながら、時には授乳をしたまま生徒たちに教えたこともあった。
 最初の生徒は長男とその友達の2人。その後、紹介やポスティングなどを重ねて少しずつ増やし、現在は小学生20人、中学生6人が通う。「一人で新しい仕事を始めるというのは苦労も大きいですが、学研の事務局や同じ境遇の先生たち、家族のサポートがあって、前向きに頑張ることができました」と振り返る。

土日は必ず家族と一緒に過ごす

 教室は週4日、午後3時ごろから夜9時まで、自宅で開いている。自分の子ども達4人も教室には通っているが、宿題も基本的にはノータッチで、子ども達自身に任せている。家族で過ごす時間は短いが、帰ってきた時に「おかえり」と言える場所で仕事ができていることは、自身にとっても安心な環境であり「子どもたちにとっても、すぐそばに母親がいるという安心感はあるんじゃないかな」。
 自分の中でルールも決めている。まずは仕事がある平日の午後6時~7時は休憩時間とし、子どもたちと一緒に夕食を食べること。そして土日は切り換えて、家族との時間を楽しむことだ。

楽しんで仕事をするということ

 仕事が始まる夕方までの時間は、家事をしたり買い物に行ったり、先生仲間とランチに出掛けることもある。授業参観など学校行事にしっかり出席できることも、この仕事を選んで良かったと思うことの1つだ。「何よりも自分の“好き”を仕事にできているということ。憧れていた先生になり、たくさんの生徒たちの成長を見ることができ、とてもうれしいです」と話す。


1日のスケジュール(平日)
5:00 起床
6:30 家族で朝ごはん
AM 子ども達を送り出し、洗濯や掃除などの家事、買い物など
12:00〜13:00 昼食。時々、友人や学研の先生仲間とランチに出かけることも
PM その日の教室の準備、学校行事への参加、夕食の支度など
15:00〜18:00 下校時間に合わせ、小学生の教室を開始
18:00〜19:00 休憩。家族の夕食を用意。子ども達みんなで一緒に食べるのが加藤家のルール
19:00〜21:00 中学生の教室
21:00〜 子どもを寝かせつけてから、家事、お風呂など
23:30  就寝