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③保険、今のままでいいの? 【教えてFP】

新学期を迎え、新たに子どもの習いごとを増やそうかと考えているコノコト家。でも受験や進学に向けて貯金もしたいし、将来子どもに負担をかけないために自分たちの老後のお金も少しずつ貯めたい…。頭を抱えるママ・パパがまずすべきことは? 富山県金融広報委員会金融広報アドバイザーのファイナンシャル・プランナーたちが、分かりやすくアドバイスします。

③FP上田亨さんに聞く「保険の見直しのポイント」

自分にもしものことがあった時に、子どもが大学進学や希望する将来を断念しなければならないという不安・心配はみなさんお持ちでしょう。そのための「備え」として、保険は大きな役割を持ちます。

一方で保険は社会人になったとき、また結婚したときなど、ずいぶん前に加入したきりという人が多いのも事実。今の家族構成やライフプランに合っていない保険では、本当に必要な時に保険金がもらえなかったり、必要以上の保障の契約に加入していて、無駄なお金を支払っていたりする可能性があります。万が一の時、残された家族が不自由なく生活するために、保険の見直しはとても大切です。

準備1 今加入している保険を全て書き出す 

 

会社員の方は、会社で加入する保険も含め、すべてチェックしていきます。

ダウンロードはこちらから
https://www.jafp.or.jp/personal_finance/fresh/workbook/files/10_insurancelist.pdf

準備2 残された家族が必要なお金を把握 

 

次に、一家の大黒柱であるお父さんが亡くなったことを想定し、残された家族が必要となるお金を書き出します。お父さん亡き後の収入(遺族年金、退職金など)や支出(生活費、教育費)、現在の貯蓄総額を合わせて書き出すことで、これから必要な額をおおよそ把握することができます。

ダウンロードはこちらからhttps://www.jafp.or.jp/personal_finance/fresh/workbook/files/9_amountofsecurity.pdf

見直しポイント 

 

1・医療保険をかけすぎていないか?
みなさんが加入している健康保険には、「高額療養費制度」というものがあります。医療費の自己負担の上限額を超えた分が、払い戻される制度です。もし、今加入している医療保険が、それ以上のお金を受け取る保障になっていた場合は、本当に必要かどうかを見直してみましょう。ここが保険料節約の一つのポイントになります。

2・家計を圧迫していないか?
多くのご家庭の家計診断をする中、保険料が家計を圧迫しているケースを時々見ることがあります。価値観は人ぞれぞれですが、将来の保障のためだけに、生活水準を落として保険にお金をかける生活で満足できるのかを一度立ち止まって考えてみてください。その上で、生活費や住宅ローン、教育費など生活に必要な支出の優先順位を決め、保険料についても検討してみてください。

3・働けなくなった時のことを考えているか
会社員の方は、就業補償が適用される会社もありますが、自営業者は特に、働けなくなった時の備えは自分で準備しなければいけません。所得補償保険、がん診断給付金、三大疾病入院一時金など、掛け捨てで保険料の安いものも多数あります。内容をよく比較し、検討しておくことが必要です。

4・納得して選んだか?
例えば、“更新型”の契約は、年を重ねるごとに保険料が上がっていく契約ですが、それを知らずに契約される方も意外に多くおられます。保険を契約するときや見直しをする際には、保険会社から、メリットとデメリットをしっかりと聞くことが大事です。新たなものへの切り替えは、年齢が上がる分、保険料が高くなるのが一般的です。しかし、不必要な保障を省くことで、現状以下の保険料に抑えることは可能です。勧められるがままではなく、納得いくまで説明を聞くことが大切です。

5・迷ったら頼れる第三者に相談を
どの保険が合っているか?という判断は、自分だけでは難しいものです。できれば加入している保険会社以外の方で、客観的に判断してもらえる第三者に相談することをお勧めします。病院選びと同じで、セカンドオピニオンは保険選びにも大事です。家族のライフプランを含めて、総合的にファイナンシャルプランナーに相談するのも、一つの選択肢だと思います。

上田さん

上田 亨(うえだ とおる)

FPオフィス・うえだ(金沢市)代表。長年勤務した信託銀行を退職後、“ふれあいとまごころ”をモットーに、お客様の立場に立って生命保険相談などライフプランについてのアドバイスを行う。1級ファイナンシャルプランニング技能士。

http://fpofficeueda.com
 

 

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