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⑧音楽・歌を好きになろう!【おうちで特訓 ママ・パパは名コーチ!】

学校生活の中で、子どもが苦手を感じることはたくさんあります。「嫌だな・・」を「大好き」に変えるため、ママ・パパが名コーチとなって特訓してみませんか? 各分野の専門家が、苦手な理由を分析し、指導する際のポイントや練習法を紹介します。

楽器の音に合わせて歌を歌うというのは、とっても気持ちの良いもの。だけど、「高い声が出ない」、「リズム感がない」など、技術的なことを気にしてしまい、苦手と感じる子も多いのではないでしょうか? もっと音楽を好きになりたい。そんな子どもたちのために、楽しみながら上達するコツを教わってきました!

<きょうの先生>FAMIGLIA音楽館の竹田愛子さん
竹田先生(左)とリズム遊びをする子どもたち


人は、お母さんのおなかにいた時から様々な音を聞いてきました。鼓動は心地のいいリズムだったはずですし、話し声にも高さの違いや音程があるので、ママ、パパの声を聞き分けることからスタートして、今日までたくさんの『言葉のモノマネ』をしてきたことが、話す力へとつながっていると思います。

「歌うこと」は、いきなりメロディーから始まったわけではありません。歌が「言葉」と「リズム」の発達から始まったと考えると、おしゃべりのイントネーションに後からメロディーがついたことになります。本来、音楽は聴くと楽しい気持ちになったり、パワーが出たり、時には心を穏やかにしてくれます。まずは、子どもに歌を求めることより、親子でリズムを一緒に楽しんでみてはいかがでしょうか?

音楽には、リズム・メロディー・ハーモニーという3つの要素が含まれます。楽しみながらこれらを身につける練習をしていきます。

リズム遊びをしよう

step1 テーマを決めて、1文字から6文字まで、言葉を見つけてみましょう。

例えば…テーマ「富山の地名」
1文字 ※これは、地名になかったので、手拍子の「手(て)」にしました。
2文字 氷見(ひみ)
3文字 富山(とやま)
4文字 高岡(たかおか)
5文字 滑川(なめりかわ)
6文字 立山町(たてやままち)

1拍=時計の秒針1秒(注・この練習の場合)にこれらの言葉が入るリズムで、それぞれ8回ずつ発していきます。(て×8、ひみ×8・・・・)
言葉に合わせて手拍子も打ちます。

最初は1拍に「て」の1文字。
次は1拍に「ひみ」の2文字。
 ↓
最後は1拍に「たてやままち」の6文字。

文字数が増えると早口になり、手拍子も早くなっていきます。
そのほか、身近なもので。やさい、くだもの、動物などでもOK! 家族や友達と一緒に、アイデアを出し合って、言葉を考えてみましょう。

step2 音楽にはたくさんのジャンルがあり、それぞれに違ったリズムがあります。いろんなリズムに合わせて遊んでみます。

<8(エイト)ビート>
8ビートというロックのリズムに合わせ、別々の言葉を重ねてみます。
今回は「たまぎ」・「ーいすき」・「フンきらい」の3つの言葉のグループを作り、輪唱するような感じで重ねていきました。※太字は強く発する言葉。

<ルンバ>
ルンバはキューバの音楽で、リズム名でもダンス名でもあります。
基本の4拍子に伸びがあり、8ビートの他に独特のアクセントがついたリズムが混ざっている特徴があります。
今回は「ヒコーべ」・「トテチテ」・「かみどっあっ」を重ねてみました。

言葉に音程をつけてみよう

ここからは、自由に言葉を作って、メロディーを当てはめて歌います。とにかく「楽しい!」と思える組み合わせを考えましょう。
言葉… 主語→ 動詞→ 名詞 →形容詞(感想)
音程… ソミソ →ラミラ → シラソ →ソーラソドー に合わせてみます。
※文字数によってリズムや音程はアドリブします。
・主語は「誰が」の部分です。パパ・ママ・おじいちゃん・おばあちゃん・友達・犬猫・有名人など選びましょう。
・動詞は、「何をしたか」の部分です。行った・作った・買った・もらった・描いた・遊んだ・料理したなどから選びましょう。
・名詞は自由に選んでください。
・形容詞は、〇〇だな〜と最後に言ってしめくくりましょう。

<ポイント>歌う人も聞く人も楽しくなるように、ネガティブな言葉を選ばないように気をつけましょう。この言葉を考える過程も、いろんな発想が出て面白いですし、「人に気持ちを伝える」という点で、国語の勉強にもつながります。

歌ってみよう

リズム遊びに慣れたら、好きな曲を歌ってみましょう。子供の時に歌った曲は大人になっても覚えているものですから、発達と成長を考えて、簡単でわかりやすいもの、想像しやすいものを選ぶことをおすすめします。大人になった時に“懐かしい思い出の曲”と感じられるように、最初は素直で子供らしい選曲が良いと思います。

今回は、夏休みなので、「海」を選びました。日本語で1〜3番まで歌った最後に、英語で1番を歌ってみたいと思います(動画は3番から)。
今日は10人で練習してみました。誰かと音を奏でることを、「アンサンブル」と言います。
アンサンブルできる能力をつけるには、一緒に何度も繰り返して同じことに取り組む必要があります。一人ではハーモニーを奏でられないので、気持ちが合ってきたら親子で、ドミソなどでハモってみましょう。

 

洋楽を聴いて英語が好きになったという人も多いように、歌からは様々な外国語を学ぶことができます。音程のドレミファソラシドも実はイタリア語なんです!いろんな音楽を聴いて、興味が湧いた外国語の歌詞を聞こえたままに口ずさんでみましょう。

■高い声が出なくて歌が苦手な人へ
おしゃべりの音程が、鼻のところで作られているのは知っていますか?鼻に手を当てて、「ン〜」とハミングしてみます。響きが感じられる場所を探してみましょう。鼻から頭にかけて響きを感じた人は、その部分を意識して、少しずつ高い声を出せるように練習しましょう。低い声は、声帯の長さ分しか出ませんが、高い声は鍛えれば出るようになるのです。

■生活音に心地よい音を見つけてみよう
生活の中には、いろいろな音がありますね。足音はトントン?ドタバタうるさい?洗濯機が回っている音は、ゴトゴト?ブクブクブク? 雨の音はザーッかな?ピチピチ?
「どんな音がする?」と、声をかけて、親子で生活にあふれる素敵な音を見つけることはとても大切なことですね。

■正しい音程で歌いたい人へ
ママパパが教えるには難しいところですので、自分でできるといいね!と、いろんな工夫をさせてあげてください。
例えば、好きな曲を音量を上げて、かぶせて歌います。ズレているところは練習して、歌手の声の中に収まるようにします。(ズレているとわかる力もつけましょう)。その際、メロディラインだけでなく、背後のドラム音やベース音も意識して音感を鍛えるといいですね。

音感訓練や基礎訓練は、小さなうちから始め、ある程度は自然と身につくようできたらいいですね。学校の合唱コンクールが楽しみ!になると最高です。
 

教えてくれた先生


FAMIGLIA音楽館 竹田愛子さん
3歳から70代まで、幅広い年代の方が通う音楽教室。講師10人で運営している。
ピアノや歌を中心に、音感を育み、生徒の目的に合わせた指導を行なっている。無料体験レッスンも随時受付中。

FAMIGLIA(ファミリア)音楽館
住所:富山市婦中町田島1207
電話:076-466-2135