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東大卒知識モンスター 伊沢拓司さんインタビュー クイズの先に広がる世界

東大生クイズ王として時の人となり、YouTubeでクイズの魅力を発信する伊沢拓司さん。
​​​​​​​7月27日、富山国際会議場で開くコノコトファミリートークショーを前に、クイズの魅力や、小中学校時代の生活、復習の大切さについて語ってくれました。

クイズの魅力は

 僕自身は勝負が好きなんです。クイズは短時間で簡単に競い合える。ほとんど道具もいりません。一方で、クイズをきっかけにして広がる知的な世界があります。たった一つのクイズで知識が付いたり、見え方が広がったりするんです。日常とクイズを行き来することで、どんどん世界が広がっていくんです。

 僕は小学校までクイズとは無縁の生活でした。開成中学校に入って、クイズ研究部に出合ったんです。積極的に見学に行ったというより、塾の時間までの暇つぶしでした。すると部活動勧誘会の体験ブースで、先輩たちが楽しそうに早押しクイズをやっていました。挑戦してみたら無我夢中になったんです。他の人に勝つのが楽しかった。本当はフットサル部に入ろうと思っていたんですけど(笑)。

 今、クイズは注目されていますが、当時はマイナー。クイズ研究部の知名度も低い。学校の教員にも知らない人がいた。僕は部活に全力投球しているのに全然有名じゃない。大会で優勝してもだめ。クイズ研究部ってそもそも何っ?て感じですね。でもクイズは楽しいんですよね。

 勉強は落第しない程度にやっていました。テスト前に集中してやる感じです。普段の授業中は教科書にクイズを印刷した紙を挟んだり、パソコンを使う授業だと、ネットでクイズをやったり(笑)。本当にクイズ漬けの日々でした。

どんな小学生でしたか。

 僕の通っていた小学校は、しつけが厳しかった。だから怒られるのが嫌でいつも真面目に振る舞っていました。ただ塾ではたががゆるんでガキ大将的な存在でした。当時は好きな科目ばかり勉強していました。特に社会が好きでした。得意だから点数が良くて、良い点数が取れるから勉強してっていう好循環になっていました。ただ算数は逆。苦手だから考えるのも嫌で勉強しなくなってって…ということもありました。

 実は小学校低学年の時にはサッカー選手になりたかったんです。でも、4、5年くらいになると、圧倒的にうまい知り合いを見て無理だなって分かってくる。彼らがユースチームとかに所属するわけです。何をやったら勝てるのかなって思うと、勉強しかなかったんですよね。だから親に「勉強しなさい」って言われると、反発しながら「まあ、そうだよね」って納得もしていました。このサッカーでの敗北体験は大きかったですね。

どんな夏休みの過ごし方をしていましたか。

負けそうな時に知った復習の大切さ

 5年生くらいまではのんびりしていましたね。ブックオフで漫画を立ち読みしたり、ドラクエをしたり。6年生の夏休みは、ある意味で勉強の原体験でした。どうやったら勉強になるんだろうと真剣に考えました。というのも、それまでずっと僕は塾で一番だったのに、5年生の冬になるとライバルに負け始めるんです。腐ってしまうと、また相手が伸びる。これじゃダメだなって、親や先生にどうやったら成績が上がるか尋ねました。アドバイスされたのは「復習しなさい」ということ。間違えっぱなしにしない。自分が解けなかった問題を重点的にやったら、また6年生の夏休みくらいから伸びてきたんです。親は間違えた問題を読み上げたり、付箋を貼ってくれたりしました。

 ちなみに、そのライバルとは今一緒に仕事をしています。長い付き合いになりましたね。僕にとって一番の原動力はライバルである友達の存在です。

長いお休みの期間は貴重。何か熱中できるものを見つけましょう。

 僕は夏休みの宿題は最後にやるタイプ。あまり教育的じゃないですね(笑)。小中学生のみんなにも同じようなタイプの人がいるよね。でも、追い込まれたら絶対にやるという習慣を付けましょう。簡単に放棄すると、くせになっちゃう。後回しにしていても、絶対に終わらせましょう。あと長いお休みの期間は貴重。何か熱中できるものを見つけましょう。勉強以外でもスポーツでもなんでもいい。親御さんは美術館や博物館にお子さんを連れていくなどして、子どもの興味のフックをたくさん作ってください。

開成を選んで良かったことは。

 まず先生に入試の問題やバンカラな校風が合っていると勧められたんです。入試問題は、他校に比べても知識重視で幅広いジャンルからの出題が多かった。豆知識というか、学校で習わないような地理の問題も出るんです。今思えばクイズの要素がありますよね(笑)。

 優秀な人が多いというイメージで、最初はびびっていましたね。でも入ってみると、努力を正当に評価してくれる校風なんです。成績が良いことばかりが評価されない。絵がうまかったり、足が速かったり、ギターが上手だったり。生徒が多方面に努力して、認めてくれるのが開成でした。みんなジャンルが違うから、ひがまないんです。みんな常に自分を磨いている。そういう校風が好きでした。

 東大も同じようなところがありますね。サークルや研究を極める人をリスペクトする。あと先生方にも優れた人が多く、設備も整っている。人と場所に恵まれている。後悔しているとすれば、僕は海外留学の情報を全く持っていなかったこと。東大を選ぶにしても、しっかり比較した上で選びたかった。開成は僕の一つ下の代から、海外留学に積極的になっていますね。

 今回、富山に行くのが初めてなんです。生身の出会いだからこそ伝えられる情報があると思います。楽しみにしていてくださいね。

 

profile 伊沢拓司 <いざわ・たくし>

1994年埼玉県生まれ。私立開成中学校・高等学校、東京大学経済学部卒業。中学時代より開成学園クイズ研究部に所属し、開成高校時代には全国高等学校クイズ選手権史上初の2連覇を達成。2016年に立ち上げたwebメディア『QuizKnock』で編集長を務め、YouTubeチャンネル『QuizKnock』の動画への出演や企画などを行う。

 


 

conocotoファミリートークショー
東大卒知識モンスター 伊沢くんと夏休み!

 人気クイズ番組や自ら立ち上げたYouTubeチャンネル「QuizKnock」でクイズの楽しさを発信する東大卒知識モンスター、伊沢拓司さんをお招きし、コノコト会員の親子を対象にトークショーとクイズ大会を開催します。小中学生の頃の夏休みの過ごし方やおすすめ勉強法は?幅広いことに関心を持つことが大事という伊沢さんのトークやクイズ解説に期待です。ぜひご家族でお楽しみください。

【プログラム】
第1部 伊沢拓司さんトークショー
第2部 クイズ大会
お楽しみ抽選会

【開催要項】
◇日時:2019年7月27日(土)13時30分~(開場13時)
◇場所:富山国際会議場メインホール
◇対象:コノコト会員と会員が同伴する児童、生徒(会員のみも可)
◇定員:800名

【応募要項】
コノコトのイベントページからお申し込みください。会員以外の方は、最初に会員登録(無料)を済ませてからエントリーしてください。
・会員(大人)1名につき、児童・生徒(小学生から高校生)2名ま  での同伴が可能です。
・大人(大学生以上)同士での来場は、それぞれ会員登録が必要です。
・未就学児の来場はご遠慮ください。

【締め切り】
7月16日(火)正午※応募多数の場合は抽選とし、当選者の方に、聴講券をお送りします。

【お申込み】
こちらのページよりお申込みをいただけます。

主催:コノコト編集室(北日本新聞社メディアビジネス室)
問い合わせ:TEL 076-445-3314(平日9:00~17:00)